ピンポンが鳴らされて母が玄関を開けたのが分かった。
乳製品のサンプルを配っていますという男性の声が聞こえる。
「うちはヤクルトをとっているので…」(いらん事とはこの事だ)
母は丁重に断っているつもりのようだが
訪問者もヤクルトを種に質問を繰り出して粘っている。
数分のやり取りの後帰っていった。
訪問セールスの人は不特定多数への接近を繰り返してうちを訪ねているだろうからインターフォンで対応するのが安心かと思うよ。
などを母に意見しようと頭に浮かんだが
会話機会が減った後期高齢者にはこれはこれで
コミュニケーションの機会と感じてしまう。
強く言うのは気の毒だ(軽〜く言ってみた)。
コロナウイルスで人と人の距離が離れて
心の距離も離れているかも。
母の年代に新しいコミュニケーションを提案しても
心にトキメクには時間が足りないように思う。
1日も早く距離の全てがコロナ以前になるように
ワクチン接種が有効である事を祈り
距離の取り方に気を配り手洗いうがいを励行しよう。